企業にとって、従業員に魅力のある職場を作っていくことが、従業員のモラールの向上、人材の確保及び安定した定着率を図る上で重要なポイントとなります。このことは、事業の大小や業種を問わず、全ての事業主に共通に関わってくることではないでしょうか。
就業規則において、労働時間・賃金・人事・服務規律等の、労働条件や待遇の基準をはっきりと定め、労使間においてトラブルが生じないようにしておくことが大切なのです。
1度就業規則を作成したからといって、安心していることはできません。
この10年間だけを見ても、社会情勢の変化に対応するために、労働法の分野でも法改正が相次いでいます。変遷する社会情勢、雇用・労働環境に対応するための人事・労務政策の検討及び改正は、企業政策の中でも重要なポジションを占めるものであり、就業規則も常に変化に対応したものであるべきなのです。